乳がん手術後、リンパ浮腫になってから私が変えたこと
2026/08/13
リンパ浮腫にならないと「私は大丈夫」と思っていました。
仕事もしたい。
身体も動かしたい。
今まで通りの生活に戻りたい。
だから、できることが増えてくると嬉しくて、ついつい頑張ってしまい、いつも以上に頑張っていました。
でも、実際にリンパ浮腫を経験してから、私は自分の身体との付き合い方を少しずつ変えるようになりました。
「動かせる」と「無理をしていい」は違った
手術や治療を終えると、少しずつ身体は動かせるようになってきます。
そうすると、
「これくらいなら大丈夫」
「もう普通にできる」
「前と同じように働ける」
と思ってしまうことがあります。
でも今振り返ると、
できることと、身体に負担がかかっていないことは、同じではありませんでした。
頑張れてしまうからこそ、身体から出ている小さなサインを見過ごしてしまうこともあります。
「リンパ浮腫になって初めて、自分の腕をよく見るようになった」
リンパ浮腫を経験してから、以前より自分の身体を観察するようになりました。
腕がいつもより重くないかな。
左右で違いはないかな。
皮膚の感じはどうかな。
今日は疲れが残っていないかな。
以前だったら気にしなかったような小さな変化にも、目を向けるようになりました。
そして私が一番変わったのは、
「調子が悪くなってから何とかする」のではなく、「今の自分の状態を知っておく」
という考え方です。
『頑張ることより、自分の身体を守ること』
以前の私は、身体のためには「動かした方がいい」「頑張った方がいい」と考えることが
多かったように思います。
でも今は、今日はどのくらいならできるのか。休んだ方がいいのか。身体は何を訴えているのか。
そんなことを考えながら、自分に合ったペースを探すようになりました。
何もしないということではありません。
怖がって身体を動かさないということでもありません。
自分の身体の状態を知ったうえで、無理をしすぎない。
それが、私にとってとても大切なことになりました。
「もっと早く知っていたら」と思うこと
乳がんになったときは、治療のことで頭がいっぱいでした。
手術、抗がん剤、放射線治療。
その一つひとつを乗り越えることに必死で、その先の日常生活で自分の身体がどう変わっていくのかまで、
私は十分に考えられていなかったと思います。
だから今、
もっと早く、自分の身体のことを知っていたら。
そう思うことがあります。
リンパ浮腫について知ることも、そのひとつでした。
※私が実際にリンパ浮腫になった時の身体の変化や、LVA(リンパ管静脈吻合術)を受けることを決めるまでのことは、こちらの記事に詳しく書いています。
不安になるために知るのではなく、
自分の身体を守るために知っておく。
私は自分自身が経験して、その大切さを感じています。
『同じように乳がんを経験した方へ』
乳がんを経験した人でも、身体の状態や治療内容、その後の経過は一人ひとり違います。
だから、私の経験がそのまま誰かに当てはまるわけではありません。
でも、「なんとなく腕が重い」「以前と少し違う気がする」
そんな小さな違和感を、我慢してしまわないでほしいと思っています。
気になる変化があるときは、自己判断だけで何とかしようとせず、治療を受けた病院やリンパ浮腫を診てもらえる医療機関に相談することも大切です。
そして何より、
自分の身体に目を向けること。
病気を経験した身体だからこそ、怖がるだけではなく、これから長く付き合っていく自分の身体を知っていく。
私自身も、まだその途中です。
Kire-ieでも、私自身の経験を通して感じたことや、もっと早く知りたかった身体のことを、
これから少しずつお伝えしていきたいと思っています。
「自分の身体は、自分で守る」
そのために、まず自分の身体を知ることから。
同じような経験をしている方に、私の経験が少しでも届いたら嬉しいです。
※この記事は、私自身の乳がん治療・リンパ浮腫の経験について書いたものです。症状や治療方法には個人差があります。腕や手のむくみ、重だるさ、皮膚の変化など気になる症状がある場合は、治療を受けた医療機関や専門の医療機関へご相談ください。
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