【海浜幕張・リンパ浮腫】病院はどう選ぶ?LVA(リンパ管静脈吻合術)とリハビリ・術後ケアで大切にしたい5つのポイント
2026/09/01
病院はどう選ぶ?
LVA(リンパ管静脈吻合術)とリハビリ・術後ケアで大切にしたい5つのポイント
リンパ浮腫や乳がん術後のむくみに悩み、
「リンパ浮腫はどこの病院に行けばいいの?」
「LVA(リンパ管静脈吻合術)ができる病院は?」
「手術後もリンパケアやリハビリに通えるところはある?」
と探している方もいらっしゃると思います。
先日、リンパ浮腫について発信したところ、想像していた以上にたくさんのコメントやメッセージをいただきました。
その中でも多かったのが「病院選び」について。
病院を探している方はたくさんいるけれど、
「何を基準に病院を選んだらいいの?」という情報は、まだまだ分かりにくいのだと感じました。
そこで今回は、海浜幕張でリンパケアに関わる中で私自身が大切だと思う「リンパ浮腫の病院選び」のポイントと、その視点から調べた全国の医療機関をご紹介します。
リンパ浮腫の病院は「他の科と連携している」ことを大事にする
リンパ浮腫について調べ始めると、浮腫みについての説明はあるものの、どこにいったらいいのか、どのタイミングで行ったらいいのか、なる前に行ってもいいのかなど行く前の疑問にぶつかります。
LVA(リンパ管静脈吻合術)とは、リンパ管と静脈をつなぎ、リンパ液が流れる新しい経路をつくる手術です。
もちろん、LVAという治療の選択肢があることは大切です。
でも私は、
「手術ができる」ということだけで病院を選ぶのではなくそのあとのリハビリやセルフケア、専門的な知識をしっかり学べるかどうかも必要だと思います。
手術前に今の状態をきちんと評価してもらえること。
手術以外の治療についても相談できること。
手術後もリンパ浮腫ケアやリハビリにつながっていられること。
そこまで含めて病院を探すことが大切だと思っています。
【私が大切にしたいのは「むくみ」だけではなく身体全体を見ること』
リンパ浮腫というと、どうしても「腕がむくんでいる」「脚が太くなった」という部分に目が向きます。
でも、私はその部分だけではなく、身体は疲れてないかな?睡眠取れてるかな?全身運動はしてるかな?ゆっくりお風呂に入っているかな?肩甲骨や胸郭はどうかな?姿勢はどうなっているかな?筋力は落ちていないかな?お腹周りは滞ってないかな?便秘してないかな?
日常生活や仕事で忙しくしていると当たり前のことが出来ていない可能性があります。
特に乳がん術後は、一人ひとり手術や治療の内容も、その後の身体の変化も違います。
だからこそ、「むくみをどうするか」だけではなく、
「これからこの身体をどう使って生活していくか」という視点まで一緒に考えていくことで長く付き合っていくために必要だと思います。
リンパ浮腫の病院選びで確認したい5つのポイント
① リンパ浮腫をきちんと評価してくれる?
今のリンパの状態を知ることで自分に合った治療を選びやすくなります。
「リンパ浮腫だからこの治療」と決めるのではなく、まず自分の身体が今どうなっているのかを知ることから始める。
② LVAなど治療の選択肢がある?
手術ありきではなく、今の状態に合った治療を一緒に考えてもらえることが大切です。
LVAが適している人もいれば、保存療法など別の方法を優先する人もいます。
「自分の場合はどうなのか」を相談できることが大切です。
③ LVA後もリンパ浮腫ケアに通える?
LVAをして終わりではありません。
圧迫療法やスキンケア、セルフケアなど、
その後も継続して相談できる場所があるか確認したいポイントです。
「手術後はどこでケアしてもらえるのか?」
受診するときに聞いておきたいことの一つです。
④ リハビリにつながっている?
私はここも、とても大切だと思っています。
むくみだけではなく、
肩・肩甲骨・胸郭の動き、姿勢や筋力など、
「身体をどう使えているか」まで見てもらえる環境があるか。
特に乳がん術後の上肢リンパ浮腫では、日常生活や仕事で腕をどう使っているのかという視点も大切にしたいと思っています。
⑤ 手術後も長く診てもらえる?
リンパ浮腫は、経過を見ながら長く付き合っていくことがあります。
だからこそ、「何か変わったとき、ここに相談すればいい」
と思える場所があることは、とても大切です。
手術の実績だけでなく、その後のフォロー体制も病院選びのときに確認してみてください。
【私が診てもらっている病院】がん研有明病院
今回、全国のリンパ浮腫治療について調べていますが、私自身はがん研有明病院で診てもらっています。
だからこそ、ここは少し私自身の経験も含めてお伝えしたいと思います。
がん研有明病院では、乳がん術後のリハビリについては専門の理学療法士が関わり、リンパ浮腫についてはリンパ浮腫外来やリンパケアルームが設けられています。
リンパケアルームでは、リンパ浮腫に対する複合的治療やセルフケア指導、弾性着衣の選択などを専門のセラピストに相談できます。
そして最近、私自身が診てもらう中でも感じているのが、
形成外科・リハビリ・リンパケアが、それぞれ別々ではなく、つながって身体を見ていこうとする動きです。
2026年3月にはトータルケアセンターもリニューアルされ、それまで院内の数か所に分散していた支援部門が集約され、多職種が連携して支援する体制が整えられています。
私は、こういう連携がとても大切だと思っています。
リンパ浮腫は「むくんでいる腕だけ」を見ればいいわけではないと思うからです。
形成外科でリンパの状態や治療について診てもらう。
リンパケアルームで圧迫やセルフケアについて相談する。
そしてリハビリで、肩や腕の動き、筋力、身体の使い方などを見てもらう。
それぞれの専門家が一人の身体を一緒に見てくれる。
そんな医療がもっと広がっていったらいいな、と私は思っています。
私自身も実際に診てもらっているからこそ、
「LVAができる病院かどうか」だけではなく、
「治療のあと、誰が私の身体を一緒に見てくれるのか?」
という視点も、病院を選ぶときにぜひ持ってほしいと思っています。
▶ がん研有明病院 乳腺センター
https://www.jfcr.or.jp/hospital/department/clinic/disease/mammary_gland/
▶ がん研有明病院 トータルケアセンター
https://www.jfcr.or.jp/hospital/department/clinic/total_care/index.html
LVA・リンパ浮腫ケア・リハビリの視点から全国の病院を調べてみました
ここからは、
・LVA(リンパ管静脈吻合術)などの外科的治療
・リンパ浮腫ケア
・保存療法
・リハビリ
・術後の継続フォロー
という視点から、全国の医療機関を調べた中で参考になりそうな施設を地域ごとにご紹介します。
「ここが一番」というランキングではありません。
リンパ浮腫の病院を探すときの参考例としてご覧ください。
【北海道】北海道大学病院
形成外科にリンパ浮腫を専門分野とする医師が在籍しています。
今回確認した公式情報だけでは、LVAから術後のリンパ浮腫ケア・リハビリまでの具体的な流れを十分確認できなかったため、受診を検討する場合は、現在の診療内容を病院へ確認することをおすすめします。
▶ 北海道大学病院 形成外科
https://www.huhp.hokudai.ac.jp/department/keiseigeka/
【東北】東北大学病院
注目したいのが、
リハビリテーション科にリンパ浮腫専門外来があること。
入院による複合的治療を行い、形成外科と連携してリンパ管静脈吻合術(LVA)にも取り組んでいます。
「手術」と「リハビリ」が連携していることが、今回病院を探す中で注目したポイントです。
▶ 東北大学病院 リハビリテーション科
https://www.naibu.med.tohoku.ac.jp/clinic/
【関東】JR東京総合病院
リンパ管静脈吻合術(LVA)を数多く行っているだけでなく、看護師・理学療法士などのリンパセラピストによるチーム医療が特徴です。
圧迫療法、リンパドレナージに加えて、理学療法士・作業療法士による運動指導も行っています。
さらに、退院後も自宅で続けられるセルフケアを身につけることを重視しています。
手術だけではなく、その後の生活まで考える。
今回私が探していた病院のイメージに、とても近い施設の一つでした。
▶ JR東京総合病院 リンパ外科・再建外科
https://www.jreast.co.jp/hospital/consultation/details/lymphatic_reconstructive_surgery.html/
【中部】中部ろうさい病院
形成外科でリンパ管静脈吻合術(LVA)を行っています。
リンパ浮腫外来では専門看護師とともに診療し、圧迫療法やリンパドレナージの指導なども行っています。
リンパ浮腫外来の診療日や対象などについては、受診前に最新情報を確認してください。
▶ 中部ろうさい病院 形成外科
https://www.chubuh.johas.go.jp/medical_treatment/geka_keisei/disease/
【関西】関西医科大学附属病院
リンパ浮腫に対して、
外科的治療と保存療法の両方を組み合わせる
という考え方を示している病院です。
LVAのほか、ICGリンパ管造影検査や超音波検査などを使って評価。
保存療法では圧迫療法を中心に、リンパドレナージや運動療法などを組み合わせています。
▶ 関西医科大学附属病院 リンパ浮腫外来
https://hp.kmu.ac.jp/treatment/special_foreign/lymphedema
【中国】岡山大学病院
私が特に注目した病院の一つです。
医師だけではなく、
看護師・理学療法士・作業療法士・医療リンパドレナージセラピスト
などによる「リンパ浮腫専門ケアチーム」があります。
LVAなどの外科治療だけではなく、保存療法や地域の医療機関との連携にも取り組んでいます。
「手術をする場所」だけではなく、多職種でその人の生活を支えるという視点が印象的でした。
▶ 岡山大学病院 リンパ浮腫専門ケアチーム
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index214.html
【四国】四国がんセンター
リンパ浮腫外来とリンパ浮腫ケア外来があります。
リンパドレナージ、弾性着衣、包帯による圧迫に加えて、
リハビリテーション科による運動療法
を組み合わせています。
さらにLVAも治療の選択肢として行われています。
「リンパ浮腫ケア」と「リハビリ」の両方が確認できるところが、今回注目したポイントです。
▶ 四国がんセンター リンパ浮腫外来・リンパ浮腫ケア外来
https://shikoku-cc.hosp.go.jp/hospital/class/lymph/
【九州】九州大学病院
形成外科ではリンパ浮腫外来と連携して保存療法を行い、必要に応じてリンパ管細静脈吻合術(LVA)などの外科的治療を行っています。
そして注目したいのが、
LVAをした後も保存療法を継続すること。
専門知識を持つ看護師やリハビリスタッフとも連携し、手術だけではなく専門的なケアやセルフケア指導を含めた複合的な治療を目指しています。
▶ 九州大学病院 形成外科・リンパ浮腫
https://prs.med.kyushu-u.ac.jp/guidance/article01.html
海浜幕張でリンパ浮腫・乳がん術後のケアを
探している方へ
今回、全国の病院を調べてみて改めて感じたのは、
リンパ浮腫の治療は「手術をしたら終わり」ではない
ということです。
LVAという治療を知ることも大切。でも、その前後にある身体の状態を知ること。
圧迫やセルフケアを続けること。身体を動かすこと。身体の使い方を見直すこと。
そして、変化があったときに医療機関へ相談すること。
私は、そこまで含めて考えていくことが大切だと思っています。
海浜幕張のKire-ieでも、リンパ浮腫や乳がん術後で悩んでいる方からお話を伺うことがあります。
サロンでできることと、医療機関でなければできないことは違います。
だから私は、
必要なときには、きちんと医療につながってほしい。
そして病院で治療を受けながら、日々の生活の中でも自分の身体を知り、自分で身体を守っていく方法を少しずつ身につけてほしいと思っています。
病院を選ぶときには、
「LVAはできますか?」だけではなく、「その後は、誰が私の身体を見てくれますか?」
そんな質問もしてみてください。知らなかった選択肢を知ることで、
「もう仕方がない」と諦める人が少しでも減ってほしい。
海浜幕張周辺でリンパ浮腫や乳がん術後のむくみ、身体のケアについて悩んでいる方に、この記事が一つのきっかけになれば嬉しいです。
※この記事は、リンパ浮腫治療について調べる際の参考情報としてまとめたものであり、特定の医療機関や治療法を推奨するものではありません。
リンパ浮腫の状態や適した治療法は一人ひとり異なります。
また、診療内容、外来の対象、紹介状の必要性、予約方法、治療体制などは変更されることがあります。
受診を希望される場合は、必ず各医療機関の公式サイトで最新情報をご確認いただき、現在の主治医や医療機関にもご相談ください。
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Kire-ie
住所 : 千葉県千葉市美浜区ひび野2丁目4
プレナ幕張3階ゴールドジム幕張Annex店内
電話番号 :
090-4870-6096
海浜幕張周辺で女性へのケア
海浜幕張周辺で目指す健康
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