【私の美容】乳がん治療後の肌と向き合って気づいた、本当に大切なこと
2026/07/18
「肌が黒いね」
抗がん剤治療が終わって、久しぶりに会う人たちから何度も言われた言葉です。
「肌、黒くなったね。」
きっと悪気はなかったと思います。
でも、その言葉は当時の私にはとてもつらく響きました。
鏡を見るたびに、「前の私じゃない」と感じていたからです。
抗がん剤は、がん細胞だけでなく正常な細胞にも影響を与えます。
その影響で、肌の色や質感が変わったり、乾燥しやすくなったりすることがあります。
私は、「もう一度、自分の肌を取り戻したい」という気持ちで、美容について改めて学び始めました。
そんなときに出会ったのが、松ヤニホットセラピーでした。
放射線治療が終わった年の6月、初めて施術を受けました。
古い角質をやさしく取り除き、肌が本来持っている生まれ変わる力を大切にするケア。
夢中になって続けるうちに、少しずつ肌のくすみが変わり、「肌が明るくなったね」と言われることが増えていきました。
私自身、肌は一日で変わるものではなく、毎日の積み重ねで少しずつ生まれ変わっていくことを実感しました。
もう一つ、忘れられない出来事があります。
抗がん剤治療後、原因の分からない強いかゆみに悩まされました。
冷やすと少し楽になるので冷やし続け、病院で塗り薬や飲み薬も処方していただきました。
それでも、なかなか改善しませんでした。
そんなある日、「このかゆみは、私の体が何かを外へ出そうとしているサインなのかもしれない」と感じました。
もちろん、これは医学的な根拠ではなく、私自身が感じたことです。
そこで私は、サロンで取り入れているビオスチームで体を温めることを始めました。
かゆみを感じたら体を温める。
そんなことを繰り返しているうちに、気づけば、あれほど悩んでいたかゆみは少しずつ落ち着いていました。
この経験から私が学んだのは、体を温めることや、血液やリンパの流れを意識することは、私自身にとってとても大切だったということです。
抗がん剤は、必要な治療です。
だからこそ、治療を頑張った体はその後も丁寧にいたわる時間が必要なのだと感じています。
私は医師ではありません。
だから「これをすれば良くなる」と伝えたいわけではありません。
ただ、一人の乳がん経験者として、美容の仕事をする一人として、自分の体と向き合いながら感じたことがあります。
松ヤニホットセラピーで肌のターンオーバーを大切にすること。
ビオスチームで体を温め、自分自身をいたわる時間をつくること。
それは私にとって、「美容」ではなく、「もう一度、自分らしく生きるための時間」でした。
乳がんを経験したからこそ、美容の意味が変わりました。
外見をきれいにすることだけではなく、自分を好きになること。
そして、自分の体を知り、大切にすること。
これからは、その想いをサロンでも、ブログでも、少しずつ伝えていきたいと思っています。
。
乳がんは私からたくさんのものを奪いました。でも、自分の体と本気で向き合うきっかけもくれました。だから今度は、その経験を誰かの安心につなげていけたらと思っています。
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